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「鼻ブイーンしよう」
我が家では、これが合言葉になっています。そう声をかけると、3歳の息子が自分で鼻吸い器を取りに行って、コードを挿そうとする。吸えた鼻水を見て、ちょっと嬉しそうな顔をする。
最初は音を怖がって泣いていたのに、今ではすっかりお気に入りです。
我が家が使っているのは、ピジョンの電動鼻吸い器「シュポット」。ここにたどり着くまでに、口で吸うタイプ → 手動タイプ → 電動と、3種類を試しました。
電動タイプは2025年4月に購入し、ひと冬を越えました。
この記事では、遠回りした末に電動を選んだ理由と、使ってわかったことを正直に書きます。メルシーポットと迷って、なぜこちらにしたのかも詳しくお伝えします。
この記事でわかること
- 口で吸う・手動・電動、それぞれ使ってみた違い
- メルシーポットではなくシュポットを選んだ3つの理由
- 約2年使ってわかった、電動鼻吸い器の本当の価値
- 気になる点(音の話)
買ったもの・価格
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ピジョン 電動鼻吸い器 シュポット |
| 購入時期 | 約1年4か月 |
| 購入場所 | 楽天市場 |
| 価格 | 13,585円 |
| 本体サイズ | 約15cm(手のひらサイズ) |
我が家の鼻吸い器遍歴:口 → 手動 → 電動
いきなり電動を買ったわけではありません。2回まわり道をしています。
① 口で吸うタイプ:衛生面がどうしても気になった
最初に使っていたのは、口で吸うタイプでした。
買ったわけではなく、赤ちゃんの爪切りなどが入ったベビーケアセットに、最初から入っていたもの。「これでいいか」と、そのまま使い始めました。
たしかに吸えます。でも、使っているうちに気になってきたのが衛生面でした。
子どもの鼻水を、親が口で吸う。当然、親のほうに移るリスクがあります。子どもが風邪をひいているときに使うものなので、そこが引っかかりました。共働きで、親が倒れると生活がまわらない我が家では、なおさらです。
なんとなく気持ち悪いな、という感覚もあって、別のものを探し始めました。
② 手動タイプ:安かったけれど、うまく吸えなかった
次に買ったのが、手動の鼻吸い器です。
選んだ理由は、正直に言えば安かったから。電動は1万円を超えるので、まずは手軽なもので試してみようと考えました。
でも、これがうまく吸えなかったんです。
コツがいるのか、力加減が難しいのか、思ったように鼻水が取れない。子どもは嫌がって暴れる。結局、格闘した割にたいして吸えていない、ということが続きました。
安さで選んで、使わなくなる。時短家電のときにも何度か経験した失敗を、ここでも繰り返してしまいました。
③ そして電動へ
2回まわり道をして、ようやく電動にたどり着きました。
結果として、最初から電動を買っていればよかったというのが正直な感想です。口で吸うタイプも手動も、結局ほとんど使わなくなりました。
まわり道した分の出費を考えると、最初に1万円を出しておくほうが安かったかもしれません。
メルシーポットと迷って、シュポットを選んだ理由
電動鼻吸い器といえば、メルシーポットが有名です。我が家も最後までこの2つで迷いました。
まず、スペックを並べてみます
| ピジョン シュポット | メルシーポット S-504 | |
|---|---|---|
| サイズ | 166×152×134mm | 幅224×奥行90×高さ143mm |
| 本体重量 | 約0.9kg(総重量約1.3kg) | 約800g(総重量約1.02kg) |
| 最大吸引圧 | -80kPa±15% | -83kPa±10% |
| 排気流量 | 16L/min±15% | 12L/min±20% |
| 対象年齢 | 0ヶ月〜 | 0ヶ月〜 |
| 医療機器分類 | 管理医療機器 | 管理医療機器 |
※スペックは各メーカー公式サイトより(ピジョン/シースター)。最新情報は公式サイトでご確認ください。
正直に言うと、私の思い込みが1つありました
買うとき、私は「メルシーポットのほうが大きそうだな」と思っていました。それが選んだ理由のひとつでもありました。
でも、この記事を書くために数値を並べてみて、思っていたほどの差ではなかったとわかりました。
たしかに幅はメルシーポットのほうが大きい(22.4cm)。でも奥行きはシュポットのほうが大きい(15.2cm)し、重さに至ってはシュポットのほうが重い(約0.9kg vs 約800g)。
つまり、「横長か、正方形に近いか」という形の違いであって、置き場所として決定的な差ではなかったんです。
吸引力もほぼ同等でした。最大吸引圧はわずかにメルシーポットが上、排気流量はシュポットが上。どちらも十分にパワフルです。
印象だけで判断していた部分があったな、というのが正直なところです。
本当の決め手は、お手入れの構造でした
では何が決め手だったのか。お手入れです。
この2つは、吸った鼻水がどこに溜まるかの設計がまったく違います。
シュポット:チューブに鼻水が流れ込まない構造。吸引後は鼻水キャッチャーとノズルを洗うだけ。分解するパーツは4点
メルシーポット:吸引ボトル(220mL)と吸引チューブを備えた構造
どちらが優れているという話ではなく、設計思想の違いです。しっかり溜められる構造を取るか、洗うパーツを減らす構造を取るか。
料理も掃除も苦手な私にとっては、ここに迷う余地がありませんでした。どんなに性能が良くても、洗うのが面倒なものは使わなくなる。食洗機やホットクックを選んだときと、まったく同じ判断です。
サイズで選んだつもりが、実はお手入れで選んでいた。振り返ってみると、そういうことでした。
あとは、見た目です(笑)
ころんとした形がかわいい。毎日出しっぱなしになるものなので、部屋に置いていてストレスにならない見た目は、地味に大事でした。
1年以上使ってよかったこと
熱が出る前から使えるので、出番がとにかく多い
一番実感しているのがこれです。
「鼻水が出てきたな」と思った時点ですぐ使えます。熱が出てからではなく、その前の段階から。
風邪のひき始めって、まず鼻水から来ることが多いですよね。そのタイミングでこまめに吸ってあげられるので、結果として使用頻度がかなり高いです。「病気のときだけ使う特別な道具」ではなく、日常的に使う道具になりました。
耳鼻科に行く回数が減りました
これが、そもそも買ったきっかけでもあります。
子どもの鼻水で耳鼻科を受診すると、「おうちでも鼻吸いをしてあげてください」とよく言われていました。それなら家でしっかり吸えるようにしよう、と思ったのが購入の動機です。
そして実際、我が家の場合は通院の回数が減ったと感じています。
もちろん、これは我が家の実感であって、症状によっては受診が必要です。ただ、病院にすぐ行けないときに家で対処できるという安心感は、想像以上に大きいものでした。
共働きだと、平日の日中に耳鼻科へ連れて行くのは簡単ではありません。「今日は病院に行けない」という日に、家で吸ってあげられる。子どもも少し楽そうにしている。それだけで気持ちがずいぶん違います。
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「鼻ブイーンしよう」が合言葉になりました
最初は、音を怖がって嫌がっていました。
でも、鼻水が吸えること自体がおもしろいらしいんです。
今では「鼻ブイーンしよう」と声をかけると、喜んで自分でセットを持ってきます。コードを自分で挿そうとするし、吸い取れた鼻水を見て、ちょっと嬉しそうな顔をする(笑)
嫌がって押さえつけて、泣かれて、という消耗戦にならないのは本当にありがたいです。親も子も嫌にならないというのは、毎日使う道具にとって決定的に大事なことだと思います。
お手入れは、ほぼ先端だけでした
購入前に一番期待していた部分ですが、1年以上使って、ほぼ先端しか洗っていません。
公式の説明でも「チューブに鼻水が流れ込まないから、吸引後は鼻水キャッチャーを洗うだけ」とされています。分解するパーツは全部で4点。実際、使い終わったら洗って乾かすだけで済んでいます。
ただし、公式には但し書きもあります。「多量の鼻水の場合は、チューブに流れ込むおそれもあります。その際はシリコーンチューブを洗浄してください」とのこと。
我が家では今のところそういう場面に当たっていませんが、鼻水がひどい日は中を確認したほうがよさそうです。
この手軽さがあるから、面倒くさがらずに毎回使えるんだと思います。鼻吸い器は「使わなくなるベビーグッズ」の代表格でもありますが、使わなくなる理由の多くはお手入れの面倒さなんじゃないかと感じています。
気になる点:音はどうしてもあります
正直に書いておきます。
音は、それなりにします。
実は公式サイトでは「静音設計」とうたわれています。おそらく、他の吸引器と比べれば静かなのだと思います。
それでも、無音ではありません。我が家の息子も、最初は音を怖がって嫌がっていました。「鼻ブイーン」と呼んでいるくらいなので、それなりの動作音はあります。
音に敏感なお子さんは、最初は嫌がるかもしれません。
ただ、これは吸引力を確保する以上、避けられない部分でもあります。しっかり吸えることと完全な静かさは両立しないと思って、割り切るのがいいのかなと感じています。
我が家の場合は、慣れました。それも、「がまんして慣れた」のではなく「楽しくなって慣れた」という形で。
管理栄養士として、ひとつだけ
食事の面からも、鼻づまりは気になるポイントです。
鼻がつまっていると、食べたり飲んだりしにくくなります。口で呼吸しながら食べることになるので、当然食べづらい。食欲が落ちているように見えて、実は鼻がつまっているだけ、ということもあります。
「最近あまり食べないな」と思ったとき、食事の内容だけでなく、鼻の状態も見てみると原因が見えることがあるかもしれません。
これは、ベビーチェアの記事で書いた「食べない原因は食べ物じゃないこともある」という話と同じです。食べる力は、体全体の調子とつながっています。
⚠️ 使うときの注意
家庭で使えるものとはいえ、医療機器です。以下は必ず守ってください。
- 必ず取扱説明書に従って使う(吸引の強さ・時間・角度)
- 長時間続けて吸引しない
- 鼻血が出た、痛がる、耳を気にするなどの様子があれば中止して受診を
- 発熱が続く、呼吸が苦しそう、機嫌が悪い状態が続くときは、家庭で対処せず医療機関へ
家で吸えるようになっても、受診が必要な場面はあります。あくまで「病院に行くまでの間や、日常のケアを助けるもの」という位置づけで使っています。
まとめ
ピジョンの電動鼻吸い器シュポットを1年以上使ったレビューでした。
- 口で吸うタイプ → 手動 → 電動と遠回り。最初から電動でよかった
- メルシーポットと迷ったが、大きさ・お手入れのラクさ・見た目でシュポットに
- 洗うのは先端だけ。だから毎回ちゃんと使える
- 熱が出る前から使えるので出番が多い。我が家は通院が減った
- 「鼻ブイーンしよう」で子どもが自分から持ってくるようになった
- 音はする。音に敏感な子は嫌がるかもしれません
13,585円は安くありませんが、遠回りした分の出費と、減った通院の手間を考えれば十分に元は取れたと感じています。
同じように「手動を買ったけどうまく吸えない」と悩んでいる方がいたら、思い切って電動に切り替えてみてください🌸





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