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離乳食が始まると、まず悩むのがベビーチェアです。
我が家は生後7か月のころ、大和屋(yamatoya)のアーチ木製ローチェアIIIを買いました。そこから約2年10か月、毎日3食、一度も欠かさず使い続けています。
そして今、傷もぐらつきもまったくありません。
3歳になってそろそろ卒業の時期ですが、状態がよすぎるので、そのまま2人目に引き継ぐつもりです。
この記事では、実際に3年近く使ってわかったことを、いい点も気になる点も正直に書きます。管理栄養士として「ベビーチェアは足がつくかどうかで選んでほしい」と思っている理由も合わせてお伝えします。
この記事でわかること
- 大和屋アーチ木製ローチェアIIIを2年10か月使った実際の状態
- ハイチェアではなくローチェアを選んだ理由
- 管理栄養士が考える「足がつく椅子」の意味
- 気になる点2つ
買ったもの・価格
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 大和屋(yamatoya) アーチ木製ローチェアIII |
| 購入時期 | 2023年11月(生後7か月ごろ) |
| 購入場所 | 楽天市場 |
| 価格 | 9,680円(2026年8月時点) |
| 対象年齢 | 腰が据わった7か月〜3才頃(目安) |
| 本体重量 | 約4.8kg |
| 耐荷重 | 約30kg |
| 素材 | ラバーウッド材 |
| 塗装 | ウレタン樹脂塗装 |
| 足置き板 | 2段階に調整可 |
| 仕様 | 完成品(一部取り付け) |
| 生産国 | インドネシア |
| 使用期間 | 約3年(現在も使用中) |
※スペックは大和屋公式サイトより。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
ちなみに我が家が買ったのは息子が生後7か月のころ。対象年齢の下限ちょうどから使い始めて、そのまま3歳の今まで使い続けています。
ハイチェアではなくローチェアを選んだ理由
① そもそも、ダイニングテーブルがなかった
一番大きな理由はこれです。
我が家にはダイニングテーブルがなく、リビングテーブルで食事をしていました。ローテーブルで食べる家庭なので、そこに合う高さの椅子が必要でした。
一応、「この機会にダイニングテーブル+ハイチェアに買い替えるか」も検討しました。でも、部屋が狭くなる。それに、テーブルまで買い替えるとなると出費もふくらみます。
結局、テーブルはそのままで、椅子だけ買い足すという結論になりました。今のリビングテーブルに合う高さのローチェア、という条件で探し始めたわけです。
生活スタイルに合わせて椅子を選ぶ、という順番。ここを先に決めると迷わずに済みます。
② 折りたためること
ローチェアの中でも、折りたためるかどうかは外せない条件にしました。
賃貸で部屋も広くないので、使わないときにたためるのはありがたいです。実際にはほぼ出しっぱなしですが(笑)、来客時や掃除のときにサッとたためるのは気がラクでした。
③ しっかりしていそうで、インテリアになじむこと
木製のベビーチェアはたくさんありますが、写真を見比べていて「これはしっかりしていそうだな」と感じたのが大和屋のものでした。
そして、リビングに置いても浮かないこと。ベビーグッズはどうしてもカラフルで主張の強いものが多いなか、木の色とシンプルな形はインテリアになじみます。毎日目に入るものなので、ここは意外と大事でした。
↓リビングで記念日フォトも

2年10か月使った、正直な評価
傷もぐらつきも、まったくありません
これが一番お伝えしたいことです。
約3年、毎日3食使って、木の傷もベルトのゆるみもぐらつきも、まったくありません。
離乳食のころは食べこぼしまみれ、1歳を過ぎたら椅子の上で暴れ、と決して丁寧に扱ってきたわけではありません。それでもこの状態です。
とくに驚いたのが、つかまり立ちの練習に使っていた時期です。まだ歩けないころ、この椅子につかまって立ち上がる練習をしていました。
それでも一度もひっくり返りませんでした。
あとで仕様を見たら、本体重量が約4.8kg、耐荷重は約30kg。子どもがつかまるくらいでは、びくともしない重さと作りだったわけです。
正直、この安定感は値段以上だと思っています。軽くてぐらつく椅子だったら、目を離せなくて練習を見ていられなかったはずです。
↓つかまり立ちの練習台にもなっていました。ぐらつかないので安心して見ていられます

掃除はラク。「ウレタン樹脂塗装」のおかげでした
木製の椅子で心配なのが、食べこぼしが木の溝に入り込むことでした。
でもこれは杞憂でした。表面がウレタン樹脂塗装で仕上げられているので、木肌がむき出しになっておらず、拭けばサッと汚れが取れます。離乳食期の毎食後の掃除が、まったく苦になりませんでした。
木製だから手入れが大変、というイメージがあるかもしれませんが、塗装の仕様まで見て選べば心配いらないというのが3年使っての実感です。
食器を洗うのも掃除も苦手な私にとって、これは想像以上に大きなポイントでした。
足置き板の調整は、結局一度もしませんでした
正直に書いておきます。
この椅子の足置き板は2段階に高さを調整できるのですが、我が家は買ってから一度も動かしていません。
ズボラなだけかとも思ったのですが、あらためて仕様を見ると納得しました。調整は2段階だけ。つまり、細かく何度も動かすことを前提にした設計ではないのです。7か月から3歳までを、2つの高さでカバーする作りになっています。
とはいえ、成長に合わせて足がしっかり乗る高さになっているかは、たまに確認したほうがいいです。この記事を書きながら「そろそろ下の段に変えてみようかな」と思ったところなので、これから買う方は、ときどき足元を見てあげてください。
管理栄養士として「足がつく椅子」をすすめる理由
ここは、私の仕事に関わる話です。
食事のときの姿勢は、足の裏がしっかり接地しているかどうかでかなり変わります。足がぶらぶらしたままだと体が安定せず、力を入れて噛むことも、じっと座っていることも難しくなります。
私の職場(病院の給食部門)でも、食事のときの姿勢は常に意識されるポイントです。足が床についているか、体がまっすぐ支えられているか。これは年齢に関係なく、食べることの土台になる部分です。
子どもの場合はさらに、椅子が体に合っていないと、単純に食事に集中できません。
我が家の息子も、この椅子に座っているときは姿勢よく食べていたと思います。足が板にしっかり乗って、体が安定していたからだと感じています。
もし今、「うちの子ぜんぜん食べてくれない」「すぐ立ち上がる」と悩んでいる方がいたら、食べ物ではなく椅子のほうを見てみるのもひとつの手かもしれません。原因が食事の内容ではなく、座り心地のほうにあることもあります。
食べない原因が「食べ物」じゃないこともある、という話はこちらでも書きました。
野菜嫌いの子に手作りおやつ|食べなかったけど、本当の壁は”野菜”じゃなかった野菜嫌いの3歳児に、米粉のキャロットケーキとほうれん草クッキーを手作り。結果は食べてもらえませんでしたが、原因は野菜ではなく「見た目」でした。料理が苦手な管理栄養士が、作業時間も洗い物も正直に記録します。
テーブルは外さず、後ろに回して使っています(ただし注意点あり)
この椅子にはテーブルが付いています。
3歳になった今もテーブルは外していません。かわりに、テーブルを後ろ側に回転させて使っています。外して収納場所を探さなくていいので、この仕組みは便利でした。
テーブルを付けている間は、食事に集中してくれた
というのも、テーブルを付けている間は、驚くほど食事に集中してくれていたからです。前がふさがっているので立ち上がれない。だから座って食べるしかない、という状態になります。
逆に、テーブルを外すとすぐに立ち上がって食べ遊びが始まります(笑)
なので、「そろそろテーブルなしでもいけるかな」と思っても、食事に集中してほしい時期はテーブルを付けたままのほうがいい、というのが我が家の実感です。

⚠️ 回転させるときは、子どもの手に注意
ただし、ここは注意してほしい点があります。
初めてテーブルを後ろに回したとき、息子が自分で元に戻そうとしました。
このテーブル、子どもの力からするとけっこう重いんです。もし回している途中で手を挟んでしまったら、と思うとヒヤッとしました。
実際、椅子には「テーブルをまわす時、指をはさまないよう充分気をつけてください」というメーカーの注意シールが貼られています。メーカー側も想定している危険ということです。
なので我が家では、
- テーブルの回転は必ず大人がやる
- 子どもが座っていない・触れないタイミングで動かす
- 回した直後は、子どもが戻そうとしないか見ておく
というふうにしています。
便利な機能ではありますが、子どもの目の前で気軽にクルッと回すものではない、というのが使ってみての実感です。
気になる点は、2つ
3年近く使って、大きな不満はありません。ただ、これから買う方に伝えておきたい点が2つあります。
① ネジの部分に入った食べこぼしは取れない
木の表面はコーティングされていて拭けば済むのですが、ネジのくぼみに入り込んだ食べカスだけは、どうやっても取れませんでした。爪楊枝でほじってもきれいになりきらない部分があります。
とはいえ目立つ場所ではありませんし、衛生上どうしても困るというほどでもありません。気になるなら、こぼした直後に拭く習慣をつけるのが一番の対策だと思います。
② テーブルの回転は、大人がやるものだと思っておく
前の章にも書きましたが、テーブルは子どもが自分で動かすには重いです。指を挟むおそれがあるので、回すのは大人の役目と決めておくのが安心です。
逆に言えば、それくらいしっかりした作りだということでもあります。軽くて子どもが簡単に動かせるテーブルだったら、それはそれで食事中に外されてしまいますから。
この2つ以外に、3年使ってのマイナス点は思いつきませんでした。
こんな人に向いていると思います
向いている人
- ダイニングテーブルがなく、ローテーブルで食事をしている家庭
- 部屋を広く使いたい、折りたためる椅子がいい人
- ベビーグッズでもインテリアになじむものを選びたい人
- 長く使いたい・きょうだいに引き継ぎたい人
向いていないかもしれない人
- ダイニングテーブルで食事をしている(→ハイチェアのほうが合います)
- 椅子ごと洗いたい人(→プラスチック製のほうが気楽です)
我が家の場合は「リビングテーブルで食べる」という前提があったので、ローチェア一択でした。ここは家庭ごとの生活スタイルで決まる部分だと思います。
3歳で卒業、そして2人目へ
公式では3歳ごろまでとされているので、息子はそろそろ卒業の時期です。
でも、状態が良すぎて処分する気になれません。
ちょうど2人目が生まれるので、そのままお下がりにする予定です。9,680円の椅子を2人で使えるなら、1人あたり5,000円以下。しかもまだまだ使えそうな状態です。
安い椅子を買い替えていくより、しっかりしたものを1脚買って長く使うほうが、結果的に安く済むこともあります。これは我が家が家電選びでも大事にしてきた考え方でした。
我が家の「長く使うものにお金をかける」考え方は、こちらにも書いています。
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まとめ
大和屋のアーチ木製ローチェアIIIを、約3年使ったレビューでした。
- 傷もベルトのゆるみもぐらつきもゼロ。つかまり立ちの練習にも耐えた安定感
- 木製だけど表面がコーティングされていて掃除がラク
- テーブルは後ろに回せる。付けている間は食事に集中してくれた
- ただしテーブルの回転は大人の役目。子どもには重く、指を挟むおそれあり
- ネジ部分の食べこぼしだけは取れない
- 9,680円で約3年+2人目へ。コスパはかなり良い
そして、管理栄養士として一番伝えたいのは、ベビーチェアは「足がつくか」で選んでほしいということです。食べることの土台は、姿勢にあります。
食べてくれないと悩んだとき、食事の内容だけでなく、座っている場所にも目を向けてみてください🌸





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